四柱推命通信講座 第2講
命式の読み方 ― 「日主」を中心に人生を読み解く ―
1. 命式とは何か
四柱推命で「命造」とは、
生まれた年・月・日・時のそれぞれを干支に置き換えた、
その人の「生まれた瞬間の宇宙の配置図」です。
命式は次のように書きます。
| 柱 | 天干 | 地支 |
|---|---|---|
| 年柱 | 乙 | 丑 |
| 月柱 | 己 | 巳 |
| 日柱 | 甲(我) | 申 |
| 時柱 | 庚 | 巳 |
このように、4本の柱 × 2文字 = 合計8文字(八字)で構成されます。
それぞれの柱には次のような意味があります。
| 柱 | 意味 | 内容 |
|---|---|---|
| 年柱 | 祖先・家系・若年期 | 生まれた家や親から受ける影響 |
| 月柱 | 社会的環境・青年期 | 職場・社会・母親との関係など |
| 日柱 | 自分自身・結婚生活 | 「自分の性格」や「配偶者」 |
| 時柱 | 子孫・晩年運 | 子ども・老後・後半生 |
この4つの柱のバランスによって、その人の性格・才能・運勢の流れを読み解きます。
2. 命式の中心「日主」とは
命式の中で最も重要なのが、日柱の天干です。
これを「日主」または「日干」と呼びます。
なぜなら、
四柱推命では日主を自分自身の象徴とし、
他の干支が「どのように日主を助けるか・攻撃するか」を見ることで、
その人の運勢構造を判断するからです。
例:日柱の天干が「甲」であれば、自分は「甲の性質=大木のような人」
周囲が「火」であれば太陽のように助け、
「金」であれば斧のように切る(=プレッシャーや試練)。
このように、日主を中心として他の干支との関係を分析するのが、
四柱推命の基本構造です。
3. 日主(十干)別・性格の基本イメージ
| 日主 | 五行 | 陰陽 | 性格イメージ |
|---|---|---|---|
| 甲(こう) | 木 | 陽 | 大木のようにまっすぐ。誠実でリーダータイプ。 |
| 乙(おつ) | 木 | 陰 | 草花のように柔軟。人当たりがよく気配り上手。 |
| 丙(へい) | 火 | 陽 | 太陽のように明るく情熱的。目立ちたがり。 |
| 丁(てい) | 火 | 陰 | ろうそくの火。繊細で芸術的。ムードメーカー。 |
| 戊(ぼ) | 土 | 陽 | 山のように安定。責任感が強く頼られる。 |
| 己(き) | 土 | 陰 | 田畑の土。面倒見がよく、管理・整理が得意。 |
| 庚(こう) | 金 | 陽 | 鉄のように強く行動的。決断力と正義感。 |
| 辛(しん) | 金 | 陰 | 宝石のように繊細。美的感覚が鋭く慎重。 |
| 壬(じん) | 水 | 陽 | 大河の水。スケールが大きく自由を好む。 |
| 癸(き) | 水 | 陰 | 雨や霧。感受性豊かで優しく思慮深い。 |
これがそのまま「自分の生まれ持った本質」です。
ここを理解することが、命式を読む第一歩になります。
4. 日主と五行のバランス
命式を分析する際には、日主を中心に五行のバランスを見ます。
たとえば、
-
木が多すぎる → 理想主義で頑固になりやすい
-
火が多すぎる → 情熱的だが感情の起伏が激しい
-
土が多すぎる → 安定志向だが慎重すぎる
-
金が多すぎる → 完璧主義・批判的になりやすい
-
水が多すぎる → 想像力豊かだが流されやすい
逆に、どの五行が不足しているかを補うことで、運を整えることができます。
これが四柱推命の実践的な活用、すなわち「開運法」の基本になります。
これを通常は八字化解といいます。
5. 日主と他の柱の関係を読む(何が占えるのか?これだ!!)
命式は「我(=日主)」を中心に、日柱と
他の三柱がどんな作用をもたらすかで解釈します。
| 対象 | 見る柱 | 意味 |
|---|---|---|
| 親や家柄 | 年柱 | どんな家庭・ルーツに生まれたか |
| 社会運・職場 | 月柱 | 周囲の環境や世間的評価 |
| 結婚運 | 日支 | 配偶者との相性、家庭の様子 |
| 子ども・晩年運 | 時柱 | 晩年の充実度・子供との縁 ※自分が管理できるもの全て |
このように「四柱は人生の4つの時間軸」を表しています。
全体のバランスを見ることで、その人の人生の流れが浮かび上がってきます。
6. 命式の流れと大運・年運
四柱推命では、命式を「静の命」と呼びます。
これに対し、時間とともに変化する「動の命」があります。
それが大運と年運です。
-
大運:およそ10年ごとに巡る運の流れ
-
年運:1年単位で巡る干支の影響
命式という「生まれ持った性質」に対して、
大運・年運は「量子力学的には、その時期の周波数」のようなもので仮想現実です。
命式で人生の“設計図”を知り、
大運・年運で“現在の気の流れ”を観察する――ここに時間概念はなく映画フィルムです。
この二段構えで未来(次のフィルム)の運勢を的確に判断し同じ命造の他の人に差をつけることができます。
(命造+大運・年運)×変数(自分の観察の仕方)=貴方固有の運勢
たとえて
(ベートーベン交響曲「運命」の楽譜)×演奏家などを=演奏が終わると消える唯一の芸術
運命のCDはたくさんありますが全ては別物ですね。
🌕まとめ
-
命式は「四柱八字」で表される生まれた瞬間の宇宙配置図。
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日主(日柱の天干)は「自分自身」を示す最重要要素。
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五行のバランスを読み取ることで性格と運勢の傾向がわかる。
-
年柱・月柱・日柱・時柱それぞれが人生の時期と関係を表す。
-
大運・年運で、時の流れに合わせた運勢の変化を読む。
📘次回・第3講では、
「通変星と十二運」を取り上げ、
人の性格・行動パターン・才能の見方を学びます。
ここからいよいよ“人を読む”段階に進みます。


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