【欽天四化】紫微斗数【研究者用】
乙巳年寅月十七日 生時干支の併臨 時支「刑」
女命 寅月丁丑日乙巳時 「参照」四柱推命の三刑 金局(財)vs酉太歳巳財帛D
※天機巨門同臨、天乙挟命 月上傷官、年上正財で根は不安定 申酉空亡 五行「水」不足
庚申年→来因宮 【疾厄宮】
※一六共宗で裏命宮、身体 健康 自由業 公共機関 祖陰
庚乙 合金で化禄
辰酉 合 命宮と疾厄宮【来因宮】酉年金局
対面・出張・通信で風水ほか占いの鑑定をします。取材ok イベントでの相談コーナー、セミナー経験多数
【欽天四化】紫微斗数【研究者用】
乙巳年寅月十七日 生時干支の併臨 時支「刑」
女命 寅月丁丑日乙巳時 「参照」四柱推命の三刑 金局(財)vs酉太歳巳財帛D
※天機巨門同臨、天乙挟命 月上傷官、年上正財で根は不安定 申酉空亡 五行「水」不足
庚申年→来因宮 【疾厄宮】
※一六共宗で裏命宮、身体 健康 自由業 公共機関 祖陰
庚乙 合金で化禄
辰酉 合 命宮と疾厄宮【来因宮】酉年金局
要点
「四柱推命は強きに従う」が原則ということ。つまり長い物には巻かれろ!ということです。
たとえばこの原則「衰神が旺神を冲して激怒をかう。」
弱すぎる五行が強すぎる五行に対抗することです。
実例→「日本における二・二六事件」
青年将校(衰神)がクーデターを起こし昭和天皇(旺神)の逆鱗にふれ制圧されました。”志が正しい正しくない”の問題ではありません。必ずしも正義が勝つとは言えない。ただの美談です。
※旺とは強いという意味 たとえば出版社の旺文社の旺です。文学などたくさん出版してますよという社名です。
次の講義は
第16講:特殊格局(一行得気格)
※従強格は不要な格局なので省略します。両神成象格も不要です。いずれ身近には存在しないでしょう。
生まれ月(季節)と命造の秘密
— 月令が人生を決める —
四柱推命で最も重要な柱はどれでしょうか?
もちろん年柱・月柱・日柱・時柱それぞれに役割があります。しかし、命造の中心軸となるのは「月柱」、さらにその中でも 十二支=生まれ月(季節)が司る“月令(げつれい)” です。
月令とは──
生まれた月が持つ季節の気(き)の力
その気が、日主(あなた自身)を助けたり、攻めたり、過不足をつくり出す
四柱推命は「天文学」です。統計学とみる人は調べもせず思いつきで語っています。
だから「運勢の季節」が命式のエネルギーの基盤を決めます。
たとえば同じ「甲木の人」でも、季節が違えばまったく性格も適性も異なります。
| 季節 | 司る五行 | その意味 |
|---|---|---|
| 春(寅・卯) | 木 | 伸びる・始まる・発展 |
| 夏(巳・午) | 火 | 情熱・行動・上昇 |
| 秋(申・酉) | 金 | 収穫・決断・整理 |
| 冬(亥・子) | 水 | 知恵・冷静・準備 |
この「季節五行」が、日主の強弱や性質を根本から左右します。
同じ日主でも、季節(生まれ月)により気が変わります。
春生まれ(寅・卯)
→ すでに成長エネルギーが満ちている。自信あり、伸びるタイプ
夏生まれ(巳・午)
→ 火の過剰で乾きやすく「燥」。水(知恵・冷静)が必要
秋生まれ(申・酉)
→ 金の斧で刻まれ「弱」。助ける木や水が必要
冬生まれ(亥・子)
→ 水の気を吸い上げて生命力ある「強」。火で温めてバランス良化
土旺生まれ
→口伝
同じ甲木でも季節により、まるで違う人生観が生まれます。
用神(命式のバランスを整える五行)は
まず月令の気を見て決めるのが原則です。
春 → 木が強すぎる
夏 → 火が強すぎる
秋 → 金が強すぎる
冬 → 水が強すぎる
土旺用事→土が強すぎる。
この場合は、
その季節五行と“漏洩または相剋する五行”が用神候補 になります。
例)夏(火旺)の人 → 土に漏らす。水は調候になるが水剋火の戦いになり辛いところ。
※例えて 「夏はクーラーの電気代を節約できる珪藻土の壁にする」など
命造に戊己、辰丑があると八字化解は体感で効果を感じられる。八字化解は玄空飛星派風水の鑑定を受けた方のみ別途有料にて講義します。
特に「季節の終わりの月」(辰・未・戌・丑)は
季節の気が混じっており安定しない。
そのため、
「命式全体の五行バランス」を重視して用神を決めます。
例)未月(夏の終わり)は火+土+少し木が混ざる → 日主の強弱を慎重に判断
調候とは、
命式に“季節の気候”を調整して快適にする作業
季節偏りを整える、四柱推命の重要技術です。
春は「火」 → 温めて芽吹きを助ける
夏は「水」 → 熱を冷まし潤いを与える
秋は「火」 → 肌寒さを温める
冬は「火」 → 寒さを和らげる(最重要)
結局、火と水が調候の主役になります。
春 → 活発、伸びたい気質
夏 → 情熱・行動型
秋 → 理性・判断力
冬 → 知性・慎重さ
春 → 教育、企画、クリエイティブ
夏 → 営業、芸能、スポーツ
秋 → 分析、専門職、法務
冬 → 研究、IT、カウンセリング
紫微斗数を兼用し化禄がつく主星とその宮を詳らかに観察する。さらには断易を活用する。
季節違いの人同士は“気質がズレる”。
特に 春 vs 秋、夏 vs 冬 は真逆の性質。
しかし、逆に補い合える関係にもなる。
同じ日主「丙火」でも…
火が最旺
→ 情熱・行動が過剰
→ 調候としての「水」
→ バランスをとれば大成
火の力がまだ弱いが木火通明となりえる。
→ 木(成長)を味方にしながら火が強まる
→ 明るく柔軟でクリエイティブ
金旺で火が弱い
→ 自信不足になりやすい
→ 木と火で補うと一気に開花
冬の太陽なので暖かい日でも小春日和程度である。
→ 温める火が必須
→ 人生にブレが出るが、火を得ると天才肌に転換
月令は命式の中心
日主の強弱は季節でまず判断
用神の決定に大きく関わる
調候では火と水が最重要
季節が違えば同じ日主でも性格・運命が変わる
四柱推命は 季節と生命エネルギーの学問 です。
その核心が「生まれ月=月令(もしくは司令)」にあります。
八字化解は宇宙の秘法
— 命式の“主役”を決める高度技法です。
四柱推命には「格局」という、
命式の中心テーマ(主役)を決める技法 があります。
格局を知ると、その人の
生き方の方向性
才能
適職
強みと弱み
が一気にわかります。
ただし四柱推命では
格局は「参考情報」
であり、最終判断は
用神・喜神・忌神
調候
大運
が優先されます。
とはいえ、格局を知ると鑑定の精度が大幅に上がります。
命式の中で
「どの五行が主役になって命式全体を導いているか」
を示す概念。
たとえば…
→ 正官格
→ 真面目・誠実・信用・規律を守るタイプ。
→ 食神格
→ やさしい・平和・創造力・芸術・人気。
→ 財旺格
→ 商才・金運・行動力・異性運。
このように格局は
「その人らしさ」
を明確にしてくれます。
四柱推命には大きく分けて以下の格局があります。
比肩が司令している。旺令とは違います。寅月でも戊丙のは格をなさない。火局をなし元の蔵干が変わっても元の蔵干で判断する。
従旺格、一行得気格とならない。
個性、自立
競争心
起業家タイプ
プライドが高い
事例
2026年丙午
3月庚寅(甲司令)
1日甲戌
時 ○○
間違いやすい命造
壬日干の亥月 甲司令なので食神格で次の格局です。
食神格・傷官格
表現・創造
芸術
技術
発信
妊娠や子宝とも縁が深い(女命)
正財格・偏財格
お金
営業・商売
行動力
社交的
異性運が強い
正官格・偏官格
真面目
評価・信用
地位・名誉
動きのある人生
女性にとっては夫運の鍵
正印格・偏印格
思索
学問
心・スピリチュアル
探求
癒し系
以下は整うと「従格」と呼ばれます。
従旺格
従児格
従財格
従官格
従勢格
化格(干合による変化)
これらは命式のバランスが極端なときに成立。
格局は簡単には成立しません。
以下を満たす必要があります。
例
食神格 ➜ 食神の根がある
正官格 ➜ 官星が透干し、財星に助けられる
例
傷官格なのに印星が強すぎる → 格局の条件にあわない。
正官格なのに傷官が旺じる → 格局の条件にあわない。
季節は非常に重要。
例
冬生まれで水が強い場合 → 火が格局を助ける
夏生まれで火が強い場合 → 水が格局を助ける
ここが“実戦で最も使える部分”です。
自分の世界が強い
独立心旺盛
人から命令されるのが苦手
起業
個人事業
芸術
技術系
自営
芸術家気質
表現力
クリエイティブ
好奇心旺盛
デザイン
接客
クリエイター
美容
料理
芸能
フットワークが軽い
責任感
行動型
商売上手
営業
経営
不動産
販売
接客
金融
真面目で誠実
責任感の塊
社会的信用が得やすい
ルールを大切にする
公務員
教育
企業管理職
法律
医療
看護
幼いころから賢い
人に優しい
芸術や学問に向く
直観力が鋭い
医療
心理
教育
研究
芸術
占い・スピリチュアル
格局は“主役”ですが、
人生の吉凶は用神・喜神・忌神と大運で決まる。
例:
官格なのに傷官が強すぎる → 反抗・挫折
食神格なのに印星が強い → 表現力が抑えられ評価されない
→八字化解、玄空飛星派風水による改善で引き寄せの法則を確立する。
格局が何であれ
「五行の過不足」を見て用神を決定する。※ 扶抑
✔ 格局は「命式の主役」を決める
✔ 比劫・食傷・財・官殺・印の5系統
✔ 成立には条件あり
✔ 活かすには用神とのバランスが必須
✔ 適職・才能の読みが一気に深くなる
① 合・冲・刑・害・破の実戦読み
— その年のテーマ・出来事・注意点を読む技法
第11講で学んだ「大運」は10年単位でしたが、
今回の 流年(年運) は「1年ごとの運勢」を読むものです。
四柱推命では、
命式(先天運) > 大運(10年) > 流年(1年)
の順で影響が強い。
流年は「大運の作用をどう引き出すか」を決定するスイッチのような存在です。
毎年の運勢は大運の吉凶の範囲できまる。
引き寄せの法則は、これを観測して行います。あるものは引き寄せられるが、ないものはない過大な期待を招く引き寄せセミナーにご注意ください。
毎年、立春(2月4日前後)から始まる
その年の五行(十干と十二支)のこと。
例:
2024年=甲辰年
2025年=乙巳年
2026年=丙午年
2027年=丁未年
流年は
天干(十干)
地支(十二支)
の両方が命式に影響する「運の気候」
と言えます。
流年を読むには次の4つを押さえます。
もっとも重要な判断です。
物事が順調に進む
大運の良い面が一気に開く
新しいチャンス到来
健康も安定
調整の年
健康・人間関係の注意
想定外の変化
時には「止まる」勇気が必要
天干は表面に出る運勢。
評価
仕事
名誉
行動
外からの影響
例:
流年が「丙」→ 活動的・表舞台・評価の年
流年が「壬」→ 流動・移動・変化・大きな波
地支は根っこ。
人生の実際の出来事に関わります。
家庭
体調
移動
変化
人間関係
財産
例:
流年の地支「午」→ 火が強まり、評価と変化
流年の地支「卯」→ 木が動き、仕事や人間関係の変化
流年の地支「辰」→ 増幅・トラブル(辰巳天羅地網)も注意
プロ鑑定の核心技法。
→ 新しい縁・契約・転職・結婚
(ただし合去すると変化で揺れる)
→ 大きな変化(転職・引っ越し・離別)
→ 子午冲、卯酉冲など強力
→ ストレス・感情不安
→ 隠れたトラブル・心労
→ 計画の破綻・方向転換
これが流年の読みの要。
ニコラ・テスラの科学理論における振動を命理に置き換えました。
流年を見るときは、必ず
「大運 × 流年の組み合わせ」
で読むのがプロの方法。
大運:良い(用神)
流年:良い(用神)
→ 大開運年。仕事も家庭も順調。積極的に動く。良い周波数
大運:良い周波数
流年:悪い、ノイズ
→ 大運の良さが発揮されない。慎重に。
大運:悪い、ノイズ
流年:良い周波数
→ 一時的に浮上できる。できる範囲で挑戦。
大運:悪い ノイズ
流年:悪い ノイズ
→ 身を守る年。大変化は避ける。必ず引き寄せの法則を実践すること。
| 流年星 | 主な意味 |
|---|---|
| 比肩 | 独立・競争・自立 |
| 劫財 | 争い・破財・別離・移動 |
| 食神 | 伸び伸び・創作・妊娠 |
| 傷官 | 評価・表現・トラブル |
| 偏財 | 縁・商売・チャンス |
| 正財 | 結婚・収入・管理 |
| 偏官 | 変化・挑戦・プレッシャー |
| 正官 | 安定・出世・信頼 |
| 偏印 | 放浪・アイデア・感情 |
| 印綬 | 学び・癒し・資格 |
| ※人によって吉凶は「身強身弱」で変化します。 |
新しいスタート
人間関係の変化
転職・異動
引っ越しの縁
評価・人気・忙しさ
大きな決断
恋愛の高まり
状況の固着・調整の年
財産や不動産の問題
決断・改革・勝負の年
新しい仕事
病気・ケガに注意
流動・変化・移動
思考が深まる
健康面は冷え・水毒系に注意
変化運(冲)が強い年に無理すると破綻する。振動の調整をする。
流年の吉凶を過信しない
大運の作用が基盤にある
流年の天干は「その年の表向き」
地支は「運の土台」として効く
✔ 流年はその年のテーマを決める
✔ 用神か忌神でその年の吉凶が決まる
✔ 天干=表の運/地支=現象面
✔ 合・冲・刑・破・害は必ずチェック
✔ 大運との組み合わせで読むことが最重要
流年を読むことで
「今年何をすべきか」「何を控えるべきか」
がクリアに見えてきます。
格局(正官格・偏官格・食神格など)の実戦
四柱推命が「人生の設計図」と呼ばれるのは、
大運(10年ごとの運勢の流れ) を読むことができるからです。
実際の鑑定では、
命式80%、大運20%
といわれるほど、大運は人生の方向性を左右する重要パートです。
大運とは、10年単位で巡る運勢の流れ。
出生時の「性別」「日柱の陰陽」で、大運の開始年齢が決まり、
その後は10年ごとに五行が移り変わります。
東アジアの流派の多くが
節入り(立春・立夏など) を基準にします。
計算方法(簡易版):
生まれた季節から「次の節入り」までの日数を使う
※細かい計算方法は後の講義にて
(プロ鑑定では節気表で割り出します)
大運を見るときに重要なのはこの4つ:
例:命式が火・土ばかりで暑い
→ 大運で水が回ると一気にバランスが取れる
→ 仕事・健康が安定する
例:身弱で印が必要
→ 印の大運が来ると才能開花
例:大運の「壬」が来る
→ natal命造の「丙」と剋する
→ 水剋火
→ 形がない五行同士の剋のため予測や解決が難しいので玄空飛星派風水を活用しなければいけない。
干合・冲は大運読みでも極めて重要。
三合
方合
冲
刑
破
害
これが大運の読みの醍醐味。
例:命式
申子辰(北方三合)
→ 水局三合で強烈な水
→ 水が喜神は良い大運になる。土の五行による方向性が必要だ。灌漑水路のように。
例:大運の「午」が来る
→ 命造の「子」と冲
→ 帝旺どうしの冲は難解である。恋愛に難がある。
ここが最も大事です。
開運
出世・昇格
結婚
財運増
才能開花
体調不安
疲労・ストレス
人間関係の圧迫
仕事の変化
家庭のトラブル
天の気(天干)は外的、見える運勢。
地の気(地支)は内的、根本的。
例:大運「丙申」
丙(火) → 仕事・評価・名誉
申(金) → 環境の変化・体調・親族など
前半は天干が強い
後半は地支の影響が出てくる
と読む流派が一般的。
大運>流年>月令(元々の命式の季節)
特に
干合・冲が起きる大運 は要注意。
大運の読みは、
全講義の中で最も重要な基礎です。
→ 意地を張って失敗しやすい(破財・孤独)
→ 大きなストレス(重責・疲労・潰れやすい)
→ 助けられて開運、才能伸びる
→ 自力が生かされ商売成功
| 大運の五行 | 起きやすい出来事 |
|---|---|
| 比肩・劫財 | 独立・転職・離別・自立 |
| 食神・傷官 | 表現・創作・出産・自由・副業 |
| 正財・偏財 | 結婚・収入増・商売繁栄 |
| 偏官(七殺) | トラブル・変化・勝負・ハードワーク |
| 正官 | 昇格・結婚・安定・信頼 |
| 印綬 | 学び・資格・救助・癒し・母性 |
| 偏印 | アイデア・直感・放浪・精神世界 |
大運を読めると、
人生の波が手に取るように見えるようになります。
流年(年運)の読み方
続きを読むは、ニコラ・テスラ引き寄せの法則と五行理論図
四柱推命では「身強か身弱か」の判断が基礎でありながら、最も奥深い部分でもあります。
第10講では 調候・格・用神・季節の勢い・通変星の配置 をすべて統合して命式の強弱を読み切る方法をまとめます。
初心者がよくやりがちな誤解:
「比肩・劫財が多い=身強、少ない=身弱」
これは半分だけ正しく、半分は間違いです。
実際の判断基準は次の7項目です。
春 → 木が強い
夏 → 火が強い
秋 → 金が強い
冬 → 水が強い
土旺用事(各季節ごとの土用)→ 土が強い
日干の五行が季節に助けられているか? これは非常に重要です。
特に日干を助ける星
→ 印星(偏印・印綬)
→ 比劫(比肩・劫財)
日干を弱める星
→食神・傷官
→ 正財、偏財
→ 正官星・偏官
助ける星が多いか?攻撃してくる星が多いか?
※ 日干に隣にあるか?年干支は月干支の壁がある。
十二支の中には本質の五行が隠れています。
これが 命式の本当の五行バランス を左右します。
干合で五行が変化すると強弱が変化する
刑・冲で五行の力が壊れる
※プロ鑑定では超重要ポイント。
従格(従財・従官・従勢など)は、
身弱ではなく「従うことで成立する強い命」 なので別判定。
格局判定 → 用神が決まり → 身強身弱の感覚が変わる。
第9講で解説した 調候(寒暖の調整) は、
現代鑑定では必須。
例:
・冬の生まれ → 火で温める必要あり
・夏の生まれ → 水で冷ます必要あり
調候は 用神よりも優先される と考える流派もあります。
大運年運の「五行」が入ってくることで
命式の強弱は変化します。
ここからは実戦レベルの手順です。
例:甲木 → 春は最強、秋は弱い、冬はまあまあ、水に生じられるから。
① 天干の五行を点数化
② 地支の蔵干を点数化
③ 通変星の性質で補正
④ 格局がある場合は除外
(従格はルールが変わる)
印星・比劫 → 味方
財星・官殺 → 敵
※日干を王様に例える。味方、敵とかもわかりやすくするための比喩です。五行の流れを作る上で重要で役にたっています。
たとえば
甲+己=合化して土に変化する場合
→ 木の力が減り、土が増える
命式が寒い → 火
暑い → 水
乾燥 → 金水
湿気 → 火 or 木
大運が味方すれば命造の五行バランスと巡りが良くなり喜運となる。
比劫・印星が多い
季節が日干を助けている
財・官が少ない ※構造的に官⇒印⇒比劫は官があると身旺になる。
地支に日干を生じる五行が多い
大運も生じられている。
干合で生じられる
格局が「従勢格」
財星・官殺が多い
季節が日干を弱めている
印・比劫が少ない
地支が漏らす、剋されるが多い
大運でさらに日主が漏らすまたは剋される
干合でパワーを奪われる
従財格・従官格の可能性
→ 食傷・財・官 のいずれかが用神になる
→ 印・比劫のいずれか が用神になる
四柱推命は
「身強・身弱」を判断できるかどうかがプロと初心者の境目 です。
そのためには…
この7つを統合して読む必要があります。
「大運の読み方(人生の流れをどう判断するか)」
【欽天四化】紫微斗数【研究者用】 乙巳年寅月十七日 生時干支の併臨 時支「刑」 女命 寅月 丁 丑日乙巳時 「参照」四柱推命の三刑 金局(財)vs酉太歳巳財帛D ※天機巨門同臨、天乙挟命 月上傷官、年上正財で根は不安定 申酉空亡 五行「水」不足 庚申年→来因宮 【疾厄宮】 ※...