第15講:格局
■ 従旺格
■ 従強格
■ 従勢格
要点
「四柱推命は強きに従う」が原則ということ。つまり長い物には巻かれろ!ということです。
たとえばこの原則「衰神が旺神を冲して激怒をかう。」
弱すぎる五行が強すぎる五行に対抗することです。
実例→「日本における二・二六事件」
青年将校(衰神)がクーデターを起こし昭和天皇(旺神)の逆鱗にふれ制圧されました。”志が正しい正しくない”の問題ではありません。必ずしも正義が勝つとは言えない。ただの美談です。
※旺とは強いという意味 たとえば出版社の旺文社の旺です。文学などたくさん出版してますよという社名です。
1. 従格とは何か?
- 日干が強すぎる場合→他の弱いものを従わせる。 従旺格
- 日干が弱すぎる場合→他の強いものに従う。 従児格、従財格、従殺格、従勢格を総称して棄命従格
- 冲剋合局方による去化をしてから判断する。
2. 従格の成立条件
- 冲去、剋去、合去が多い場合には従格にはならない。
- 棄命従格の場合 陰日干は従しやすい。陽日干は従しがたい。
- 印が月令を得るものは特別格局にはならない。必ず普通格局になる。
- 四孟の余気の土は条件として扱いが特別で口伝とします。
3. 特別格局(普通格局タイプ)
4. 従旺格
- 日干が月令を得ていること。
- 比肩劫財が重々とあること。
- 必ず印があり日干の隣りにあること。ただし比肩劫財より少ないこと。
- 正官偏官の干支が一点もないこと。
- 印綬偏印の位置により建禄格、月劫格、陽刃格となる。
- 日干丙は例外になる。※調候が官殺になることによる。
- 事例 ことしの赤ちゃんで丙日でも従旺格になる。
人気取りのため無理な丙午生まれの女命の擁護論はやめましょう。
玄空飛星派風水で対策を論じるべきです。桃花宮に入らなければ救いはあります。
人気取りのため無理な丙午生まれの女命の擁護論はやめましょう。
玄空飛星派風水で対策を論じるべきです。桃花宮に入らなければ救いはあります。
5. 従児格(従食傷格)
- 食神傷官が月令を得ていること。
- 食神傷官が重々とある。その五行で方または局をなす。
- 印綬・偏印がない。
- 有力な根がない。
6. 従財格
- 正財偏財が月令を得ていること。
- 正財偏財が重々、方または局
- 印綬・偏印も比肩劫財が一点もないこと。蔵干にもない。
- 食神傷官は条件に入らないが美とはなり得る。この通変星は収入源の働きがあるからだ。
7. 従官殺格
- 正官偏官が月令を得ていること。
- 重々と正官偏官がある。方または局を構成する。
- 印綬・偏印が全くない。
- 有力な比肩劫財がない。
丙午生まれだが従官殺格を形成すると古来より云々言われてきたことは当たらない。
癸食神は甲財を生み官殺を生じて貴格となる。
8. 従勢格
- 食神傷官・正財偏財・正官偏官のどかかが月令を得る。
- 食神傷官・正財偏財・正官偏官の各力量がほぼ等しい。
- 食神傷官が正官偏官のを剋傷することなきこと。
- 印綬・偏印がない。
- 従するといえども食神傷官を生じるなら比肩劫財があっても美とする。
- 食神傷官が最も有力、正財偏財が最も有力、正官偏官が最も有力、
次の講義は
第16講:特殊格局(一行得気格)
※従強格は不要な格局なので省略します。両神成象格も不要です。いずれ身近には存在しないでしょう。
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